Un-industrial (非産業化)

《あッ3Dプリンター屋だッ!!のコミュニティサイト Produced by TOKYO-MAKER》

何故、中野ブロードウェイじゃなきゃいけなかったのか?!

   

2014年2月の1号店オープンから 今年5月の 3号店オープンまでの15ヶ月

昨年2月に、中野ブロードウェイに、たった1台の3Dプリンターを展示して「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」をオープンしました。

あれから、1年半、今年3月に2号店オープン、5月に3号店と 次々と、お店をオープンしています。
私たちは、何をしているのでしょう?

 

2014年2月 中野ブロードウェイ地下にオープンした1号店

5月24日 開店

2015年3月 1号店の道を挟んで向かい側にオープンした2号店
12号店
2号店のテーマは 「un-industrial(非産業化)」です
5月24日 2号店
2015年5月 3号店オープン

11291845_662218947244184_1294512773_n 3号店は、中野ブロードウェイの地下から飛び出し、オシャレな中野セントラル・パークの地上1階に【ICTCO】内(一般社団法人 中野区産業振興推進機構 )

3号店のテーマは、砂浜です。
私は、アメリカ生まれのFAB施設は、「砂漠のオアシス」のように感じがています。オアシスには、ワニも、シカも、ライオンも、人も、動物が水という目的を求めて集まってきます。水はみんなのものです。水を飲んでいる間は襲わないでねとか、そこには、お互いが干渉しないよう規律としてのルールがあるのだと思います。
何故なら、オアシスは、水を求めて皆が集まる「公共の場」だからです。この戒律のようなルールが日本人には面倒くさいのかも知れません。
色々なルールを守って、使わせていただくという感じでしょうか?私たちは、何でも流れ着いてきたモノを受け入れる「砂浜のような場」になりたいと思いました。
ルールもなく、流れ着く椰子の実のように、目的もなく訪れた人を、あるがままに受け入れる。そんなオープンな場として、中野3号店をオープンさせていただきました。

1号店を中野ブロードウェイに出店した訳

2012年11月に、東京メイカーは始まりました。

 

東京メイカー 家

最初に購入した3Dプリンターは、3Dシステムズ社の3DTouchです。私たちは、「小型3Dプリンターはパーソナル化して、家庭に入る」と最初から思っていました。
そこで、1号機は、小学生と幼稚園の2人の息子さんがいる毛利さんの自宅のキッチンに入れました。
毛利さんは、18年間、3Dシステムズ社の数千万円する工業用3Dプリンター(SLA)を使って仕事をしている3Dプリンターのプロです。1年間、プロの毛利さんが、3DTouchを自宅で使ってみて、3Dプリンターは、キッチンに置いても、子供たちがいても、安全で、これが2Dプリンターほど安くなれば、「パーソナル・3Dプリンターとして家庭に入る」と確信しました。

 

確信はもてたのですが、パーソナル・3Dプリンターが家庭に入ったら、人々の生活はどのように変わってくるのか分かりませんでした。

それを聞くのに最適な場所は、サブカルチャーの聖地「中野ブロードウェイ」だと考えたのです。最も、先端的な人から、色々な新しいアイデアが聞ける思ったのです。

2013年7月から、中野ブロードウェイの空き店舗を探し始めたのです。

 

「車を売りたきゃ、まず、道からつくれ!」

「車を売りたきゃ、まず道から作れ」という言葉があります。

舗装された道に、ガソリンスタンドやレストランなどインフラを整備しないと、車は売れません。せっかく車を買っても、どこに行けば良いかわからないからです。

woodwardこれは、デトロイトのウッドワード・アベニューの写真です。アメリカで一番最初に舗装された道だと聞きました。この最初の1本の道から、アメリカ中に舗装道路網が張り巡らされて、自動車産業は始まったのです。

 

では、「3Dプリンターが家庭に入るための道とはなんだろう?」と考えました。

STEP1 まず、
 「人々に、3Dプリンターって何かを知ってもらうこと」

 お店をオープンした2014年2月頃は、人々は、3Dプリンターという言葉は知っていても、動いている3Dプリンターを見たことがある人はいませんでした。お店の前を通りかかる人は、「あッ 3Dプリンターだッ!」と驚きの声を上げて近寄ってきました。
5月頃起きた、3Dプリンターの拳銃騒ぎは、3Dプリンターという言葉を日本中に拡めました。
「3Dプリンター屋」にも、その日の午後には、2つのテレビ局が来ました。
5月24日 テレビ
テレビのインタビュアーは、何度も、[3Dプリンターで銃ができますか?」と聞いたのですが、「私たちは造りません」と答えたら、2時間も撮影したのに、夜のニュース番組では6秒しか流れませんでした。この事件をきっかけに、「日本中の人が3Dプリンターって何?」と興味を持つようになったと思います。
その事件以降、1号店には、いつも人だかりができて、人々は、動く3Dプリンターに見入っていました。
5月24日 勉強会

STEP2
 3Dプリントに3Dデータの流れを知ってもらう

上の写真のように、私たちは、早い時期から、123DFUSIONなどのフリーの3DCADを使った「無料3DCAD教室」を開催していました。

6人しか座れない机で、まるで寺子屋のような教室でした。
多いときなど20人以上の申し込みがあったので、教室を3回に分けて、1時から始まり、3回目の授業が終わるのは、9時頃までになったこともありました。

 

無料教室6月20日(土)も123D無料モデリング教室を開催しますが、すでに無料教室を20回以上開いています。

<詳しくは> https://www.facebook.com/events/1436680029971030/

 

【3Dデータの流れ】
3DCADや3Dスキャナーなどで作った3Dデータは、そのままでは、3Dプリントはできません。以下の3Dデータの流れを知っておく必要があります

1.CADデータや、3Dスキャナーで3Dデータを作る

2.3DCADを、STLという3Dプリンターに分かるデータ・フォーマットに変換する

3.STLデータを積層断面にスライスする

4.スライスした断名形状を塗りつぶすNCパスを生成する(ノズルが動くパス)

5.NCデータを3Dプリンターに送る

データの流れ

 

わかってしまえば、そうでもないのですが、このデータの流れが、まだまだ難しい。
この流れは、今は、無料教室の中で教えています。

この3Dデータの流れを、今の2Dプリンターのように、「印刷」とボタンを押すだけで、プリントできるようにしないと、各家庭に入るのは難しいと思っています。

 

 

あれっ!誰も、3Dプリンターを見ていない!!

昨年9月頃でしょうか。
「あれっ!誰も、3Dプリンターを見ていない!!」と気がつきました。

あれだけ、人だかりができていたのに・・・

1号店
1台で始めた「3Dプリンター屋」ですが、6月現在、各社の代表的な3Dプリンターを、15機種持っています。重複して持っている機種もあるので、保有機種は20台。

1号店には、主だった新型機種が発売されると、真っ先に並ぶようになりました。

新型の3Dプリンターを並べても、3Dプリンターに見ている人は、わずかな人だけです。
3Dプリンターを熱心に見る人たちは、本気で、3Dプリンターを買おうとしている人たちです。

個人や企業で買おうと考えている人たちで、どの機種を選んでいいか分からない人たちが来ます。

我々は、3Dプリンターを売っていません。
したがって、ニュートラルな立場で、各機種を特徴を紹介することができます。

3Dプリンターを売っているところは、自分たちが売っているマシンが一番いいと言います。

その意見を聞いても、買おうとしている人は、どのマシンが自分の使用目的に合っているか迷います。

中村店長は、展示してある色々なマシンを毎日使っていますから、各機種の特徴を知り尽くしています。

「どのマシンが良いですか?」と聞いてくるお客様に対して、中村店長は、「使用目的はなんですか?予算はどのくらいですか?」と、お客さまが、何をしたくて3Dプリンターを買いたいのかを、詳しく聞きます。

お金を持っているお客様でも、「そのような使用目的だったら、安くても、こんな特徴を持っている、このマシンがお奨めです」

お金を持っていないお客様が、かなり高いレベルの要求をされている場合は、「その予算で、その用途なら、ちょっと安い機種では難しいですが、まず、この機種で1回作ってみて、自分が満足いくか確かめてから買われた方がいいですよ」

おそらく、これだけ多くの種類の3Dプリンターを並べてあるお店は、日本で、この1号店だけだと思います。これからも、まだまだ、増えていく予定です。

まるで、最新の3Dプリンターの展示会場のようです。

このように、1日に何人か、3Dプリンターを買いたい人達が、地方からもやってきますが、昨年のように、一般の通りがかりの人が、3Dプリンターを覗き込むことは少なくなりました。

私達のSTEP1「3Dプリンターとは何かを知ってもらう」は、昨年末で達成できたと思います。

しかし、STEP2「無料3DCAD教室」や「無料ワークショップ」には、まだまだ、沢山の応募があります。

 

 

個人は、パーソナル3Dプリンターは、何も使えないと烙印を押された・・・

「私の生活には、必要ないな」
「この程度だと、まだ使えないな」
「この値段でここまでできるか・・・、何か可能性がありそう」
「ちょっと、使ってみたい」

昨年末の時点で、個人のお客様の評価は、この4つくらいでしょうか?

残念なことに、日本でのパーソナル・3Dプリンターの評価は、ほとんどの人が、「こんなもんか。まだまだ使えないな」「僕の生活には関係ないな」と感じています。

「この値段で、ここまでできるか・・・」と思ったお客様は、ほんのわずかです。
日本では、個人には「パーソナル・3Dプリンターは、何も使えない」と烙印を押された感じです。

しかし、ダメだと言っている人の大半は男性です。
ノズルが詰まる、積層がきれいじゃない、ソフトが面倒、技術論の話が大半で、まさに男の世界です。

しかし、不思議なことに、お客様の反応が無くなり始めた昨年の8月頃から、メディアの取材は増えてきています。これが意味することは、まだ分かりませんが、一般的には、メディアの方が大衆よりアンテナが高いはずです。ここも、何故か不思議だと思っています。

 

 

本当にアンテナが高いのは誰?

3Dプリンターを見る人が少なくなって、人だかりはできなくなりましたが、お店を見てくれる人は結構います。

店に立ち寄る人を見ていると、子供さんや女性が、展示台の下の小さな引き出しの中に入っている3Dプリント・サンプルをガチャガチャと触っていることに気がつきました。


ガチャ

ガチャガチャと触っている子供に「どれか欲しいものがある?あげるよ」と言うと、ほとんどの子供は「これが欲しい」と探しだします。あげると、とても嬉しそうにします。大人の女性は遠慮されますが、それでも、「これが欲しい」と言われる人もいます。

男の私には、「なんで、こんなモノが欲しいんだろうと」理解できないモノがほとんどです。

子供さんと女性は、マニアックな男のように「積層が汚い」とは言いません。
汚い理由も聞きません。
あるがままでのモノを、好きか嫌いか判断します。

「なんで、こんなモノが欲しいのだろう?」と考えていて、はたと、自分たちが、中野ブロードウェイにお店を出そうと決めたときの理由を思い出したのです。

 

STEP3 聞きたかったのは、
「個人が、パーソナル3Dプリンターで何を作りたいか?」 でした

 中野ブロードウェイに来たのは、最先端のサブカルチャーの地”中野”に集まるアンテナの高い人達から、3Dプリンターをつかって、どんなモノが作りたいかを聞きたい」というのが、その理由でした。

このことを忘れていたわけではないのですが、私の「アンテナの高い人」の定義が間違っていたのだと気がついたのです。

私のイメージしていた「アンテナが高い人」とは、「オタク」「マニア」や、業界のトップクラスのサブ・カルチャーを創り出す人たちを想定していました。

確かに、「un-industrial」のブログを書いてくれている人たちをみると、最初に想定した「濃い」人たちが集まってくれています。しかし、それは30人程度です。

ガチャガチャとサンプルを触る人たちを見ていて、「本当にアンテナの高いのは、子供さんや女性だ」と感じ始めたのです。

余談ですが、子供と女性のハブリッドの女子高生だと考えると、だから、彼女達が、新しいものを創りだすきっかけになっているのかもしれません。

子供たちと女性には、「まだ、この積層の目がガタガタして汚いよね」などと、技術論議を始める男達が幾ら集まっても太刀打ちできません。

素直に、気に入るかどうかだけです。
彼らには、「えー、それは安い3Dプリンターのなので・・・ちょっとガタガタしている」などと言い訳が効かないのです。

 

2015年3月 「リアルの場 2号店] 「バーチャルの場 Un-Industrial」オープン

昨年10月頃に、「3Dプリンターで何ができるのか?」のシーズンは終わり、
「3Dプリンターで、何を作りたいか?」のシーズンになると思いました。

そこで、私たちは、昨年11月から、次の目標に向かって動き出したのです。
それが、2号店オープンでした。

 

「un-industrial」と名付けた2号店には、3Dプリンターは置いてありません。
2号店のコンセプトは「人々が集まる場」です。

2号店

 

中野ブロードウェイに店を出した本来の目的であった「3Dプリンターで何を作りたいか?それで、あなたの生活がどう変わるの?」かを、人々から教えてもらう「リアルの場」が必要だと感じたのです。

3月に、2号店という「リアルの場」と、この「un-industrial」サイト「バーチャルの場」を、同時にオープンしました。

リアルとバーチャルの「場の連動」です

私が店番をしていると、
「このお店は、何を売っているのですか?」と、よく聞かれます。
「アイフォンのちぇん・ケースとか、1時間980円で3Dプリントしたり・・・」と答えます。

何度も言いますが、私たちは、3Dプリンターのマシンを売ることも、3Dプリンとしたサンプルを売ることにも、あまり興味はありません。

私たちが、興味を持っているのは、2つのことです。

1.どんどん進化している50万以下の安価なパーソナル・3Dプリンターの進化レベルを
常に把握しておきたい  

どこの会社の機種が良いかは興味はありません。常に、現時点で、毎月のように進化する最先端の3Dプリンターが、どのくらいの性能なっているかに興味があるのです。

 

2.人々は、3Dプリンターを使って、何を作ってみたいのか?
それは人々の生活をどう変えるのか?

 

 

そんなときに、「小さな形が世界を変える」東京工業大学CBECプログラムが

5月30日に、「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」で、横浜国立大学竹田教授による、CBECプログラム MBA関連項目として「小さな形が世界を変える」の授業が開催されました。

東京工業大学 CBECプログラム Facebook> https://www.facebook.com/titech.cbec?pnref=story

東京工業大学と横浜国大+企業派遣の学生20数名人が、5チームに分かれて、5回の授業の中で、ビジネスの芽になるアイデアを考え出し、3DCADを習って3D設計をして、3Dプリンターで「小さな形状」の製品をプリント・アウトして、ビジネスモデルとして発表するというプログラムです。

横浜国大は経営学修士、東工大は技術系の修士です。
各チームに女性のメンバーも入り、それが程良くブレンドされているチームです。

3DCADの授業は、3週間前に、ストーンスープの浦元社長が担当しました。

5月30日、最終日の午前中には、「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」で、自分達の設計した3Dデータをプリント・アウトする体験をしてもらいました。

ここでは、毛利顧問の「分かりやすい3Dプリンターの歴史」の講義もありました。

それに、「un-industrial」のテーマでもある自給自足型人工光型植物工場の説明もありました。

中野植物毛利

 

午後は、3号店もある、歩いて5分の「ICTOCO(社団法人中野区産業推進機構)で、最終発表です。

ictoco
竹田教授は、成果発表の注意点として
①なぜ、その製品を考えたのか
②その製品が無かった時と、その製品が世にでた時で、人々の生活がどう変わるかを、ストリーとして語ることを、5回の授業を通じて何度も強調されていました。

 

 

これは、その中のひとつの班が発表した、紙製1リットルパックの蓋兼ストローホルダーです。

ぱっく

私は、2週前にも、ケース・スタディーの講師として、この授業に参加しました。

そのとき、このチームは、厚紙で5倍くらい大きな試作品を作っていました。そのときは、紙の5倍モデルを見ても、何も感じませんでした。

しかし、最終日の発表で、「なぜ、これを考えたか?」「これによって、生活がどう変わるか?」と、ストリーを聞きながら、写真のように、3Dプリントされた紫色の製品を、本物の紙パックに付けて機能するのを見せてもらうと、「オヤッ!」って思いました。

 

なぜ、考えたか?

①1リットルの紙パック入り飲料は、ペットボトルより安い。
②学生はお金がないので、ほとんどの学生は紙パック入りを買う。
③飲むときは、紙パックを開けて、ストローを入れて飲む。
④教室を移動するとき持ち歩く。
⑤ストローは、紙パックの長さより短いので、油断するとパックの中に落としてしまい、取り出せない。
⑥そこで、考えたのが、紙パックの蓋兼ストローホルダーです

生活はどう変わるか?

①ストローが落ちることがなくなる。
②そのまま持って、安心して教室を移動できる
③学生はハッピーになる

私は、1リットルのパックからストローで飲んだことはありません。そのまま口をつけて飲んだことはありますが、もう何年も昔のことで、今の学生が、これを持って、校内を歩くことを知りませんでした。

5倍の大きさの紙の試作品を見たときと、紫色の機能する3Dプリント品を見たときとでは、私自身のアイデアに対する評価が全く変わるのに驚きました。

安さと、女生徒がストローを使って飲むことと、あの広いキャンパスの中を持って歩いていることを映像付のストーリーで見せられると、頭の中に、製品と便利さが映像的な概念として浮かび上がってきたのです。

その場で、「これはいけるよ!」と思いました。

私が、発表している最中に、Facebookにこの写真をアップすると、早速、女性のプロのデザイナーの方から、「黄色いクチバシをつけたらイイ」とか、「目をつけるとかすると可愛い」との反応がありました。

学生達と相談して、カワイイ形にして300個ほど3Dプリントして、横浜国大や東工大の生協で配ってみて、学生の反応が見たいと、真剣に考えています。

ある班は、午前中にプリントアウトした部品を組み立ててみたら、設計ミスがありました。
すぐにデータを直して、発表を一番最後に回してもらって、1時間ほどブロードウェイの地下に行って、3Dプリントで作り直してきました。

1回目の授業が始まるまでは、ほとんどの学生が3DCADも、3Dプリンターも言葉は知っていても、操作は知らなかったのです。

「モノを考え出すーモノを作るーモノを見せる」

パーソナル・3Dプリンターの出現で、このサイクルは100倍以上速くなったのではないでしょうか?

多様な才能が集まれば、問題解決の「創発」が起きる。
紙パックを売っている飲料メーカーでさえ考え付かなかった生活の中の問題点を、生活者自信が解決策を考えだしたのです。

 

創発を起していくのに必要となる条件はとは、どのようなものかを見ていきましょう。
さらに、「オープン・イノベーション」を進めるにためには、他者や、他組織が参画できる「連携・協業のネットワーク」を作っていかなければなりませんよね。
私は、それを「業連」と言っています。大事なことは、「脱競争」と「業連」の関連です。(「思考」より:井関利明・山田眞次郎共著)

 

この書き方は、企業を意識して、あえてこのような表現になっていますが、井関先生とお話しているときは、「個人レベルで、多種多様な才能が集まって、連動すれば、イノベーションが起せますね 」、企業の枠を超えた個人レベルの業連のが起きると話し合いました。

 


「イノベーション」を「技術革新」と翻訳したのは誤訳だ。本来は「人々に新しい『生活経験』を約束すること」 まだこの世に存在しない「生活革新」の製品やサービスや情報の組み合わせは、需要サイドと供給サイドや第三者が関わり合い、相互作用の中で初めて生まれてくる。(「思考」より:井関利明・山田眞次郎共著)

まさに、このことが、CBECの授業で起きたことだと感じました。

 

5月 中野3号店 新たなコミュニーづくりの ”場” オープン

5月より、一般社団法人 中野区産業振興推進機構 【ICTCO】内に、「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」が、3Dプリンター・コーナー(3号店)を開設させていただきました。

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写真のように、窓から、中野セントラルパークが見えるとても環境の良い場所です。

CBEC授業もやらせていただいたように、30~40名がグループに分かれてワークショップができる広いスペースもあります。

これから、毎週のように、ここで、コミュニティーづくりの「場」を開かせていただこうと思っています。

1.出会い 知り合う
2.相互に学び合う
3.考えを出し合う
4.一緒にイノベーションを3Dプリントする
5.自慢しあい、喜び合う

このような「場」ができればいいな、と思っています。

 

ICTOCO HPより

産業振興拠点の役割は、中野に集積しているICT・コンテンツの活用や、区の重点振興分野であるライフサポートビジネスとの融合などを促進するとともに、新しいサービスやビジネスモデルの中野からの創造・発信に取り組みます。

「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」は、中野ブロードウェイや中野セントラルパークといった、まるでニューヨークのように高いカルチャーを発信する中野と一体になって、これからも、3Dプリンターの普及に少しでも貢献できるように努力していきたいと思っております。

これも、パーソナル3Dプリンターが各家庭に入るまでの最初の舗装道路、ウッドワード・アベニューを作っている段階だと信じています。

山田眞次郎

 

 - Un-Industrial

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