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【3Dモデリング上達の秘訣”モデリング脳”とは?!(2)】 作りたい形状を分解すれば、簡単に見えてくる!!

   

こんにちは。あッ‼3dプリンター屋だ‼東京メイカー×ストーンスープ×ミライスを協働経営しているStonesoup inc.代表の浦元です。

前回、3Dモデリングを習得するには、「モデリング脳」の考え方が必要である事を説明しました。

おさらいすると、3Dデータを作成するためには、以下のステップで作成手順を考えます。

  ① 作成したい形状をイメージする。 

  ② イメージした形状を基本形状に分解する。

  ③ 分解した基本形状の組み立て手順を考える。

この思考を「モデリング脳」と呼んでいます。

 

今回は、「② イメージした形状を基本形状に分解する」について、説明していきたいと思います。

まず、そもそも基本形状とは何か。これは3DCADで形状を作成する最小単位のオペレーションで

作成できる形状の事です。

このオペレーションとは、「押し出し」、「回転」による3Dの形状作成です。

基本形状を作成する3DCADオペレーション

基本形状と言われると、四角や三角、丸といった形を思いつくかと思いますが、そうではありません。

上図のスケッチで作図した形を立体化した形状を基本形状と呼びます。

 

3D形状を作成する基本は、この「押し出し」、「回転」で形状を作成し、組み合わることにより、

3Dの形状を生成していくことです。

(※あくまでモデリングの基本としてです。他にも方法はありますが。)

 

つまり、このオペレーションで形を定義しているスケッチでどのような形を作図するかによって、

イメージした形状を作成することが出来るようになるのです。

もう1つポイントがあります。イメージした形状から「形のある部分」「形の無い部分」への分解です。

「形のある部分」については、イメージがしやすいですが、「形の無い部分」の作り方が

イメージしにくいかと思います。

基本形状に分解する時は、この「形の無い部分」も、形があるものとして考えていく事が重要です。

これは「③ 基本形状の組み立て手順を考える」ところで、この「形が無い部分」の形状を使って

“引き算”という形で組み合わせることで、形状を作成できるからです。詳細は、次回で説明いたします。

 

では、具体的な製品形状で説明をします。

電動歯ブラシホルダー

まず、「形のある部分」と「形の無い部分」へ分解をします。

「形のある部分」と「形が無い部分」

上図の紫色の部分が、「形の無い部分」として分解します。つまり、穴などの形が

残らない事で形状ができる部分です。

その他の白色部分は、形として残るので、「形のある部分」とします。

 

「形のある部分」から、基本形状を考えてみます。

基本形状に分解する時のコツとしては、まず「押し出し」のオペレーションを意識して考えます。

「押し出し」のオペレーションは、一方向にスケッチにて定義した形を押し出すオペレーションです。

高さが異なる形状を作成することは出来ないので、

高さが異なっている形状部は、別々の形状として考えます

「形のある部分」 基本分解

このように、高さの違う部分を別々の形状と考えていきます。これが基本形状に分解するという事です。

 

更に、分解した形が「スケッチ」で形を定義できるかを考えます。

定義できる形状になっていれば、そこで分解作業は完了です。

図5

ここで、下記に示す部分の形状はどうするのか?という疑問が出てくると思います。

フィレット部

このような部分の形状を、3Dモデリング用語では、「フィレット」と呼んでいます。

この形状は、直接形状が作成出来るコマンドが3DCADにありますので、

基本形状を作成する際は、基本的に考えないでおきます。

フィレット部は考えない

また、基本形状同士が組合せで足し算する場合は、形状同士が重なるように作成しておくことを推奨します。

形状は重なるように作成する

 

「形の無い部分」も同様にして、基本形状に分解して形を作成していきます。

「形のない部分」の基本分解

これで、②基本形状に分解する作業は完了です。

基本形状の分解(Finish)

この作成した形状を組み合わる事で、イメージした3D形状の作成が出来ます。

後日、基本形状を組み立てる部分の説明はいたします。

 

次回は、「回転」オペレーションを意識した基本形状分解事例を紹介したいと思います。

 

日常において目にする物を取って、説明してきた基本形状の分解を行って見てください。

数を重ねている内に、感覚的に分解出来るようになります。(イメージトレーニングです。)

 

では、また次回をお楽しみにお待ちください。

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