《ICTCOメディコン通信》笑いあり、そして笑いあり!キッズプログラミングセミナー!
2017/06/30
こんにちは!ICTCOメディア・コンシェルジュのMiokaです~
今日はICTCOで、小学生から中学生まで対象の、「キッズプログラミングセミナー」が開かれました。
小学生の部は「自分で作ろう、シューティングゲーム!」、中学生の部は「自分で作ろう、ジャンピングゲーム!」と題し、午前と午後に別れて行いました。
講師には、東京テクニカルカレッジの松田先生をお招きして、かなり内容の濃いものとなっています。
私は午後の中学生の部をのぞかせてもらったのですが、みんなガンガン進めていて、すごかったですよ…
今日はその様子をざっくりとご報告します!
はじめてのプログラミング
まず最初に、今日のプログラミングの解説があったのですが、「C言語を~」とか、「if文が~」とか、高度なワードのオンパレード!
こんなにハイレベルで大丈夫なのかしら…とも思ったのですが、松田先生がわかりやすく教えてくれるので、みんな頷きながらついていっていました。
たとえば…
現実には重力があるけど、ゲームの中では、自分で重力の大きさを決められるんだ!
とか
キャラがどれだけ高く飛べるかは、どれだけの力で飛び上がれるか。それも自分で決めていこう!
とかとか…
後ろで聞いていた私も、やってみたくなっちゃいました。高校の情報の授業よりわかりやすい~
用語や仕組みの説明が終わったら、さっそく打ち込みへ!
真剣な表情でキーボードと画面を見つめる子供たち…
一気にシンとして、みんな集中モードです。
…カタカタカタ…カタカタ…
5分ほどで打ち込み終わり、ゲームを実行してみると…
自分でプログラミングしたキャラが画面に現れ、「おお~っ」という嬉しそうな声が上がりました。
これで一気に食いついたようで、次の説明が始まると、みんな前のめりになって聞き始めました。
失敗? クソゲー?
打ち込みも慣れてきて、次はキャラを動かすステップへ。
「「→」のボタンが押されたら、キャラが右に進む」という文を打ち込んで実行すると、キャラが右へ…
「「←」のボタンが押されたら、キャラが左に進む」という文を打ち込んで実行すると、キャラが左…へ…?
ここで問題が。
キャラは確かに左に動くのですが、前を向いたまま左へ動くので、さながらムーンウォークのよう。
ちょっと間抜けな動きになってしまいました。「ヘン!」「ムーンウォークじゃん!」と笑い声が響きます。
ここで「失敗だ~!」と言った子に、「これは失敗じゃないよ。」と松田先生が話し始めます。
「プログラムは君の打ち込んだ通りに動いてるんだ。だからこれは正しい動きなんだよ。もしうまく動かないことがあったら、それはプログラムが失敗したんじゃない、君が失敗したんだ。」
……なるほど~、確かに、ゲームでうまくキャラが動かせなかったり、パソコンが思い通りに動かないとき、ついつい「クソゲーだ」とか、「早く動いてくれよ~」と、ゲームやパソコンに当たってしまいがちですよね。
でもそれは自分の失敗であって、ゲームやパソコンのせいじゃない。だから簡単に、「クソゲー」とか言わないでほしい。
松田先生は、過去に50本ものゲームを世に送り出してきました。
「もっと良いゲームにしたい!」と睡眠時間返上で取り組んでも時間が足らず、発売日に泣く泣く満足のいかないゲームを世に出したことも。
そのゲームが「クソゲー」と叩かれる様子を、松田先生は見てきました。
「だから簡単にクソゲーと言わないで、作った人の気持ちも考えて欲しい。」という言葉は、まさに今、ゲーム作りを経験している子供たちにしっかりと届いたようでした。
「自分だけ」のゲームを作ろう!
さて、いよいよセミナーも佳境です。
キャラは、動きながらジャンプするように。
キャラが飛び乗る足場も、プログラムを変えて、上に乗ると落ちるようにしました。
このころには慣れてきて、重力と初速度を変えることで、難易度を自分で調整できるまでになっていました。この間わずか1時間半。(※やっているのは小学生と中学生です)
そこでいよいよ最終ステップへ。
実はこれまでは、キャラをジャンプさせると「エイッ」と言うように設定されていました。松田先生の声で。(ICTCO中に響き渡る、松田先生の「エイッ」「エイッ」「エイッ」…)
ですが「自分だけ」のゲームにするために、松田先生の「エイッ」ではなく、思い思いの声を自分で録音します。
「ジャンプ!」と入れてみたり、中にはボイスパーカッションを録音している子も…みんな個性的です。
ジャンプするたびに苗字をしゃべるキャラには、松田先生も大ウケ。
自分の声をしゃべるキャラ、うれしいような、くすぐったいような…。
この日一番の、楽しそうな笑い声が、ICTCOに響きました。
作り終わったゲームは、CDに入れてお持ち帰り。
「楽しかったです!」「ありがとうございました~」という子供たちの声に、松田先生も満面の笑顔でした。
…というように、今回のキッズプログラミング教室も大盛り上がり!
最初は緊張していた子も、最後は充実した顔で帰っていきました。
これを機会に、ICTに興味を持ってくれたらうれしいですね。そしてゆくゆくはICTCOに…フフフ…
このキッズプログラミング教室はまた開催する予定ですので、今回参加できなかった方はぜひ次回に!
それではまたメディコン通信でお会いしましょう~Miokaでした!
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